好きなことを仕事にできる
専門学校の分野の中でも、今中高生から高い人気を受けているのがアニメ系・ゲーム系の専門学校です。
アニメやゲームが大好きで、自分もそうした関連業界に入りたいと考えている人は10代後半くらいの世代にたくさんいることと思います。
そうした人に対して、具体的にアニメやゲームを制作するための仕事にはどのようなものがあり、実際にどういったスキルを身につけていけば仕事にしていくことができるかということを学べる専門学校は大変におすすめになります。
日本におけるアニメ系やゲーム系の専門学校は大変数多くあり、有名なところを挙げただけでも「VANTAN GAME ACADEMY」や、新宿にあるビルが特徴的な「HAL」、他にもヒューマンアカデミーや大原学園といった大手専門学校もアニメやゲームのクリエーターを養成するためのコースを多く設置しています。
こうした専門学校のよいところは、有名な学校になるとそれぞれの制作会社や芸能プロダクションに強いコネがあるので、卒業と同時にいずれかの事務所や企業への就職を斡旋してもらえるということです。
また、勉強の途中で制作する作品がそのまま就職活動に使えたりといったこともあるので、実際の現場の空気を知ることができるという大きなメリットがあります。
現実の厳しさは知っておくべき
ただし、そうしたアニメ系・ゲーム系の専門学校に通う前には、まずはしっかりと現実の厳しさというものは知っておくべきと言えます。
外側から見ると華やかなそれらの業界ですが、内情はかなり厳しく、薄給の中長時間の仕事をクリエーターたちが行っているということが当然のようになっています。
これはテレビ局や広告業界などアニメやゲーム業界だけではない複数の企業や社会構造が関係しているためのことではあるのですが、すぐに待遇面や給与面が劇的に改善するということはあまり期待できないことになっています。
未来に希望がないというわけでは全くないのですが、まずは新人としてそうした業界に入るときには、いきなり普通のサラリーマンのような恵まれた環境で仕事ができるわけではないということはしっかり頭に入れておくべきと言えます。
コースの選び方と将来の展望
ただし、業界全体がよくない習慣で続いているというのは何もアニメ業界・ゲーム業界に限ったことではなく、他のどの業界にも何かしらありがちなことなので、そこだけが突出して悪いというわけではありません。
アニメ業界・ゲーム業界の現状に問題を感じている人もかなり多くいるので、今後は何かしらの打開策を見つけたり、より働きやすい環境を作るための作品にシフトしていくということも考えられます。
何よりもそうした業界に携わる人達というのは、本当にモノづくりが好きで作品に関わることを喜びに思っている人たちなので、そうした人の集まるパワーを感じられる素敵な職場であることは間違いありません。